2014年6月19日

CentOS 6.5 minimal を vagrant 風にする手順

vagrant 便利ですよね。
でも Windows に vagrant はまだインストールしたくないんですよね。
そこで、将来 vagrant をインストールできるように、 vagrant 風の VirtualBox の Box を作成したいと思います。



  1. CentOS 6.5 minimal のインストール
    CentOS 6.5 x86_64 minimal インストールログ」として記事を公開しているのでご覧下さい。
  2. VirtualBox から root ユーザーでログイン
  3. vagrant ユーザーを追加して、パスワードを設定します。
    このインストール完了後は、ssh公開鍵認証にするので、長めのパスワードを設定しておきましょう。
    $ adduser vagrant
    $ passwd vagrant
  4. sudo 権限の追加
    $ visudo
    とコマンドをうって、ファイルの最後に
    vagrant ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL
    を追加しましょう。パスワード確認なしの sudo コマンドの実施ができます。
  5. ネットワークの設定
    CentOS 6.5 minimal では、デフォルトでネットワークがオフになっています。起動時にオンにする設定にします。
    $ vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
    ONBOOT=no と書かれている部分を ONBOOT=yes にします。
  6. CentOS の再起動
    $ reboot
  7. ssh 経由で vagrantユーザーでログイン
  8. ssh 公開鍵 vagrant, vagrant.pub をローカルからコピーしてくる
    https://github.com/mitchellh/vagrant/tree/master/keys
    (TeraTermなら簡単ね)
  9. 公開鍵認証の設定
    $ mkdir ~/.ssh
    $ chmod 700 ~/.ssh
    $ mv vagrant vagrant.pub ~/.ssh
    $ cd ~/.ssh
    $ chmod 400 vagrant*
    $ cp vagrant.pub ~/.ssh/authorized_keys
    $ chmod 400 authorized_keys
  10. CentOS のアップデート
    $ sudo yum update
    $ sudo reboot
  11. Guest Additions のビルドツールインストール
    $ sudo yum install make perl kernel-devel gcc
  12. VirtualBox で「Guest Additions の CD イメージを挿入」を実施
  13. Guest Additions のインストール
    $ sudo mount /dev/cdrom /mnt
    $ sudo bash /mnt/VBoxLinuxAdditions.run
    $ sudo umount /mnt
  14. 共有フォルダにアクセスできるグループに参加
    $ sudo gpasswd -a vagrant vboxsf
  15. ファイルのクリア
    $ sudo yum clean all
これで、Vargrant 風の環境の完成です。
私は、これに Rails や php を導入して Windows で開発を行っています。

この手順を Gist でも公開しています。
https://gist.github.com/masoo/ce3115b33c0d72e53030